第13話・ラビVSスナイパー

 はじめに
 どうも、みっつです。
 今回は、次回予告通りなら鍋パーティ編の「海ちゃん、本領発揮!」の予定なのですが、日記でも書いたとおり昨日のスガイでの出来事や海ちゃん宅でのご飯の様子を3話に分けて書いてみたいと思います。
 なんと言っても、昨日の出来事なので産地直送の新鮮さで贈りたいと思います!では、本編開始~!

 その日は、豊平川での花火大会の2回目があった。
 ラビと玉ちゃん、みっつと「ぺ」、この二組のカップルは花火を見に行って来たのだが、終了後に海ちゃんの提案でスガイで遊ぶ事になった。
 なので、人ごみを避けてスガイに到着したみっつと「ぺ」は、疲れがたまっていた。入り口近辺で一息ついていると、
 ラビ 「よう!お二人さん。」
 と、ラビが現れた。
 みっつ 「お~。久しぶりだな。あ、玉ちゃん浴衣なの?」
 玉ちゃん 「そうだよー。新しく仕立てたんだよー。」
 この日の玉ちゃんは、浴衣に身を包み、とてもカワイイ雰囲気をかもし出していた。ラビと横に並ぶ様は、まさに美女と野獣である。
 みっつ 「ぺとは、前に少し会ったことあるよね?」
 ぺ 「ぺといいます。にょほほ」
 それから、しばらく「ぺ」とラビ達は軽い挨拶を交わしていた。
 みっつ 「ところで、海ちゃんはまだかい?」
 ラビ 「なんでも、もう少し掛かるらしいよ~。」
 みっつ「じゃあ、先に中見てるか~。」
 入ってすぐ横のスペースにガンシューティングのコーナーがあり、この手のゲームが大好きなラビは、すでに財布からお金を取り出していた。
 ラビの選んだゲームは「タイムクライシス3」という新作のゲームであった。確か、ラビはこの2をクリアーしていたはずである。
 みっつ 「やるのか?」
 ラビ 「ああ、3はまだクリアーした事がないんだよね。」
 と、言いながらもガンコンを手にしていたが、みっつを驚愕させたのは、玉ちゃんがガンコンを構えているのである!
 みっつ 「た、玉ちゃんもやるの!?」
 そんな内に、ゲームが開始され、打ち合いが始まった。
 やはり、ラビは機敏な動きで的確に相手を倒していく。玉ちゃんも、ラビほどではないにしても危なげない動きで敵を確実に倒していく。
 ぺ 「玉ちゃん、カッコイ~!ほえ~」
 みっつ 「あ、あんなの玉ちゃんじゃない・・・。」
 意外に玉ちゃんの動きは堂に入っていて、パラシュートで降下してくる敵を平気な顔で撃ち殺していく。そして、ステージ1をクリアーしたがラビはまだノーミスであった。
 その時、海ちゃんがみっつ達の後ろに現れ、軽く驚かしてきた。だが、目の前の玉ちゃんの動きが、それ以上に驚愕してるみっつは何も感じず、
 みっつ 「やぁ、海ちゃん・・・。」
 と、普通の対応をした。
 怪訝な顔をした海ちゃんも、みっつの視線から全てを悟り、
 海ちゃん 「玉ちゃん、すごいですね~。エヘヘへ」
 と、笑っていた。
 その内に、ステージ2の途中になり、敵もかなり強くなったので玉ちゃんがライフを失いゲームオーバーになった。すると海ちゃんが、
 海ちゃん 「僕がやりますよ~。エヘヘへ」
 と、玉ちゃんの後釜として海ちゃんが参戦したが、始めてやる上に敵のレベルの高さの前に見せ場もなくゲームオーバーになってしまった。
 海ちゃん 「あらら、やっぱ難しいですね~。エヘヘへ」
 みっつ 「いや、仕方ないでしょ~。」
 と、2人が話していると、空席になった2Pに微妙な坊主頭の男(仮称・スナイパー)が入ってきやがった。そして、コインを入れてラビに対抗するようにガンコンを打ち始めた。
 スナイパーは、どこかマニアックなオーラを纏っていて、動きは妙に機敏だからこそ滑稽であり、黙々と激しい動きで引き金を引くのである・・・。
 みっつ 「なに、あの坊主は!?」
 海ちゃん 「上手いけど、挙動不審ですよね~。エヘヘへ」
 みっつ 「でも、ラビ物の絶好のネタになるよね。」
 と、小声でスナイパーを罵っていた。すると、そのスナイパーが立て続けにライフを失い、同じく少し減っていたラビのライフに並んだ。そして、ステージ3に入ったのだが、みっつ達の関心はクリアー出来るかより、ラビとスナイパーのどちらが最後まで生き残っているかに絞られた。
 みっつ 「こら!ラビ、頑張れ~!」
 海ちゃん 「ここで、勝たなきゃ、兎の名が廃りますよ~!エヘヘヘ」
 と、2人は一生懸命に応援した。その応援が通じたのか、スナイパーは力尽きてゲームオーバーになってしまった。だが、それに続けてラビも死んでしまい、完全にゲームオーバーとなってしまった。とはいえ、ラビの勝利である!
 ラビ 「死んでしまったな~。」
 みっつ 「いや、お前はよくやったよ!」
 と、ラビは軽いヒーロー扱いだった。特に、意識的にか無意識なのかは不明だが玉ちゃんといちゃつくラビをスナイパーは寂しそうな目で見ていた。 その後、負け犬のスナイパーは、別のガンシューティングをやろうとしていたが、既にスナイパーへの興味を失っているみっつと海ちゃんの2人は、それを見ようともせずに、一行の先頭に立って、更にスガイの奥へと進んで行った・・・。

 という訳で、昨日の出来事を早速書いてみましたが、どうだったでしょうか?今回、素直にラビを応援する自分の姿に書いていて笑ってしまいました。さて、次回はスガイでの遊びも佳境に突入!第14話「海ちゃん専用ゲルググ」をお贈りします(笑)

※この物語は事実を元に構成されたノンフィクションです。
           [総監督・原作・監修] 海ちゃん
           [脚本・シリーズ構成] みっつ


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